建築系チカトサBlog

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【初心者向け】会社四季報の見方・ポイント

どうも、初めまして!

 

チカトサ( @5atochika)です💁‍♂️

 

 

先日3月6日に会社四季報が発売されましたね!

 

会社四季報は上場企業のタウンページのようなもので、株式投資をする人にとっては必読書と言っても過言ではありません。

年に四回発売されるから会社四季報と言います!🤔

 

 

しかしながら3800社近くある上場企業の中から良い銘柄を選ぶのはとても大変です。

多くの投資家は個別銘柄ページの数ある項目の中から、ある程度ポイントを絞ってパラパラとめくり買う銘柄を選んでいます!

 

今回は投資初心の人が会社四季報を使って、どこを見て投資の判断をするべきなのかを解説していきます!

 

 

※必ず上がるとは保証出来ないので、投資は自己責任でお願いします。

  

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会社四季報 2020年1集新春号



 

 

 

 

 

 

 

 

短期~中期の売買益(キャピタルゲイン)を目的としたポイントです

 

株式投資によるリターンは大きく3つあります。

 

 

株式売買による利益【キャピタルゲイン】とは、簡単に言えば安く買って高く売ることで得られる利益を狙う投資手法です。

 

配当金による利益【インカムゲイン】とは、投資している会社から定期的に支払われるお金を目的とした投資手法です。

 

株式優待とは、投資している会社の商品やサービスを得られることです。これは日本にしかない投資手法であり、海外株式にはありません。

 

 

今回の解説は、短期から中期(数週間~数か月)の間で、株式売買による利益【キャピタルゲイン】を狙ったポイントです!

 

 
1.チャート

 

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チャート


チャートはその株式のトレンドを示しています。

四季報に出ているローソク足は月足なので、長期スパンで見て、その会社の勢いを見ることができます。

 

ここで注目するポイントは、上昇トレンド』つまり右肩上がりかどうかです。

 

あえて下がっている株式を買う『逆張り』と言った手法もありますが、初心者の方は基本に忠実に『順張り』をして勢いのある会社を狙いましょう!

 

 

2.PER

 

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PER

 

続いてPER(Price Earning Ration)です。

日本語では株価収益率と言い、会社の利益と株価の関係を表しています。

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で計算します。

 

一般的に「PERが低ければ低いほど、会社が稼ぐ利益に対して株価が割安である」と言えます。

 

PERでの判断ポイントですが、『40倍以下』 になります。

これは業界や市場によって異なるため、ざっくりとした判断基準になります。

 

ちなみに平均は日本では20倍アメリカ企業では17倍と言われています。

 

 

3.時価総額 

 

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時価総額


次に時価総額ですが、時価総額とは『株価×発行済株式数』 で表される金額です。

日本で一番時価総額が高い企業は皆さんご存知のTOYOTAですね♪

 

ここでの判断ポイントは時価総額『500億円以下 』という点です。

 

えっ、時価総額が高い方が良いんじゃない?と思われるかもしれませんが、少し考えてみてください。

時価総額が高いと言うことは、ある程度世間的に評価を受けていることになります。

もちろん、そこからまだ上昇することはあるかもしれませんが、2倍、3倍と急騰することは考えにくいですよね!

 


4.自己資本比率

 

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自己資本比率

 

続いて自己資本比率ですが、これは自己資本を総資産で除した比率になります。

 

自己資本比率は高ければ高いに越したことはありませんが、『40%以上』を目安として判断すると良いでしょう♪

 

 

5.ROEROA

 

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ROEROA

 

次に、ROE(Return On Equity)、ROA(Return On Assets)です。

 

まず、 それぞれの日本語訳と意味ですが、

ROE自己資本比率自己資本を使ってどれだけの利益を稼いだかを見る指標 

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ROA総資産比率→総資産を使ってどれだけの利益を稼いだかを見る指標

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 になります。


ここでの判断ポイントですが、

ROE『10%以上』

ROA『5%以上』

を基準として判断しましょう♪

 

隣に「予」とありますが、

これは予想ROEと予想ROAで、予想純利益を直近本決算もしくは四半期末自己資本または総資産で除した比率になります。

 

 

6.営業CF、投資CF、財務CF

 

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営業CF、投資CF、財務CF

 

営業CF、投資CF、財務CFですが、

これはそれぞれ営業活動、投資活動、財務活動によるキャッシュフローを表しています。

 

 キャッシュフローとは純現金収支の増減額です。

わかりやすく言うと、いくらお金が入ってきて、いくら出ていったかと言うことです!笑

 

「▲」の印がありますが、これはキャッシュの流出、つまり-(マイナス)と言うことです。

 

ここでの判断ポイントは、

営業CF→『黒字』

投資CF→『赤字』

財務CF→『黒字or赤字』

 になります。

 

「えっ、赤字でも大丈夫なの!?」と思われるかもしれませんが、投資CFが赤字と言うことは、

その企業が設備や人に投資を行い、将来的に利益を期待している行為になるからです。

 

投資CFが黒字と言うことは、将来への利益の期待を込めた行為をしていないことになるため、その後に業績が急上昇することはあまり見込めません。

 

 

7.売上高、経常利益、純利益

 

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売上高、経常利益、純利益

 

次に売上高、経常利益、純利益です。

 

売上高は、1年間(中間期は半年)の売上高です。

 

営業利益は、売上高から売上原価、販売・管理費用等を差し引いた利益になります。

(営業利益は判断ポイントではないですが、後の説明に出てくるため入れています)

営業利益=売上高-(売上原価+販売・管理費等)

で計算します。

 

経常利益は、本業以外の利益のことを言います。例えば、本業が製造業であっても、保有する不動産から家賃収入などを得ることがあり、経常利益には本業の利益以外に家賃収入なども含まれます。

経常利益=営業利益-(営業外収益-営業外費用)

で計算します。

 

純利益とは、企業が稼いだ利益から法人税などの社会的コストを差し引いた、純粋な企業活動の成果を表します。

税引き後利益とも言われます。

純利益=税引前純利益-法人税

で計算します。

 

ここでの判断ポイントは、

それぞれ『年間5%以上上昇』です。

 

営業利益を気にしなくても良い理由は、

売上高が伸びていても、広告宣伝などに力を入れることによって減少することがあるからです!

 

 

8.配当金

 

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配当金

 

最後に配当金です。

配当とは、「会社が物を売ったりして稼いだお金(利益)の一部を、株主へ支払うもの」です。

つまり、インカムゲインのことです♫

ですが、その企業の株を保有してすぐに配当がもらえるかと言われれば、そんなに都合良くはないです。

会社ごとに配当を受け取ることができる権利確定日を定めており、その日までにその会社の株を保有しておく必要があります。

 

また、権利確定日から配当するまでにある程度の期間もあるため、買ってからすぐに配当金を受け取って、すぐに売却するといったことも難しいです。

 

配当金での判断ポイントですが、『上昇または維持』になります。

配当金が減っているということは、会社としての余力が減っていることなので、そりゃそうですよね笑

 

ですが、株価が下降している会社の配当金は上昇しやすい傾向もあるので、注意が必要です。

配当金と株価の関係については、また後日詳しく解説していきたいと思います。

 

 

まとめ

 

これまで8つの判断ポイントを解説してきましたが、

これはあくまで今後成長する可能性の高い1つの基準でしかないため、必ずしも上昇していく銘柄選定ではありません。

 

投資は自己責任でお願いします。また投資は自己資産が大きく増える可能性もあれば減る可能性もあるため、余裕資金で行いましょう!

 

最後に、これまで解説してきた判断ポイントをおさらいしておきましょう。

 

1.チャート→『上昇トレンド』
2.PER→『40倍以下』
3.時価総額『500億円以下』
4.自己資本比率『40%以上』
5.ROEROA『5%以上』『10%以上』
6,営業CF、投資CF、財務CF→『黒字』『赤字』『黒字or赤字』
7.売上高、経常利益、純利益→『それぞれ5%以上上昇』
8.配当金→『上昇または維持』

ですね♬

 

 

最後までこの記事を読んで頂き、本当にありがとうございます。

 

このブログを書く私チカトサもまだまだ投資初心者です。

これからもっとたくさん勉強して投資を行い、稼いで、そのノウハウを蓄積して、良質な情報を提供していけたらと思います。

 

この記事を読んで頂いた全ての人に利益が出ることを祈っています!

一緒に頑張りましょう。

 

ではまた!