建築系チカトサBlog

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【初心者向け】株用語解説①

どうもこんにちは。

建築系投資家のチカトサ(@5atochika)です。

 

今日は投資初心者向けに株用語をいくつか紹介していきたいと思います。

株用語は無限にあるため、より一般的な言葉から順番に紹介していきたいと思います。

 

  • これから投資を始めたいと思っている人
  • 株用語を覚えたいと思っている人
  • わからない用語がある人

等は是非読んでみて下さいね。 

 

 

ETF

 

まずはETFですが、

金融商品の一種で、証券取引所で売買される投資信託(Exchange Traded Fund)です。

投資信託は、ファンドにお金を預けて、ファンドマネージャーに運用を任せる金融商品をいいます。

 

ETF投資信託と違うのは、証券取引所に上場されている点です。

 

投資信託より売り買いが簡単で、手数料も安くなっています。

1日のうちにリアルタイムで価格が動くのも特徴で、その意味で株に近いといえます。

 

IPO

 

次にIPOですが、

市場で新たに売り出された新規公開株(Initial Public Offering)です。

それまでオーナー社長や会社関係者だけが持っていた未上場企業の株を、証券会社を通じて公募のかたちで売り出し、同時に会社を上場させます。

 

新規公開株を買いたい投資家は、ブックビルディング方式(需要積み上げ方式)で買いつけの申し込みを行います。

 

IPOの人気が高いときは、発行会社が指定する価格帯の上限を希望価格として申し込むことになり、それでも株数より希望者が多ければ、あとは抽選になります。

 

株式分割

 

株式分割とは、

資本金を変えることなく1株を細かく分割することで、発行済み株数が増えます

これまでの株数を1とした比率で表され、例えば「1対3の株式分割」であれば、1株に対して2株が無償で株主に与えられます

 

この場合、株数が3倍になりますが、1株当たりの株価は3分の1になります。

ただ、1株当たりの配当を据え置くと、実質、増配となり、また株数が増え、さらに株価が下がることで流動性も高まります。

 

また「1対1.2」の株式分割などでは、1株に満たない株が生じることがあります。

これを株端といい、会社に対して買い取り請求ができます。

 

貸借倍率

 

貸借倍率ですが、

信用取引における「信用買い」と「信用売り」のバランスを示した数値です。

信用買い残高(融資残高)」を「信用売り残高(貸株残高)」で割って求めます。

 

貸借倍率=信用買い残高÷信用買い残

 

信用取引では、いずれ反対売買を行わなくてはならないので、買い残高が増える(貸借倍率が高くなる)と、将来の売り要因となり、株価が下落しやすくなります。

逆に売り残高が増えると買いの要因となります。

 

貸借倍率>1 → 貸借倍率が高い → 将来売るべき株が多い → 値が下がる

 

貸借倍率は、通常1倍以上ですが、下落が続く銘柄では、1倍を下回るケースもあります。

1倍以下は「好取組銘柄」と言われ、いずれ高騰する可能性があるとして注目されますが、下落原因の確認も必要です。 

 

騰落レシオ

 

騰落レシオとは、

市場の「値上がり銘柄数」と「値下がり銘柄」の比率をいいます。

 

市場での「買われすぎ」「売られすぎ」の状態や、市場の過熱感などを見る指標として使われています。

 

最も使われているのが「25日の値上がり銘柄数の合計」を「25日の値下がり銘柄数の合計」で割る計算式(%で表示)です。

100%を中立の状態とし、それよりも数値が高ければ高いほど過熱感が強いと判断されます。

一般的に、120%以上が「過熱ゾーン」と見られ、逆に70%以下の場合は「底値ゾーン」と判断されます。

 

値幅制限

 

次に値幅制限ですが、

株価を動かす大きな材料が出た時、異常な高騰・暴落を防ぐため、1日に変動できる上下の値幅の制限します。

 

100円未満の株は30円幅、100円以上200円未満の株は50円幅、200円以上500円未満の株は80円幅と、制限される値幅は株価水準で変わります。

 

買いが殺到して値幅制限いっぱいまで買われることを「ストップ高」、売りが殺到して値幅制限まで売られることを「ストップ安」といいます。

3営業日連続して、ストップ高(あるいはストップ安)となり、売買が成立しなかった場合は、値幅制限が拡大されるなどの措置もあります。

 

内需関連株

 

続いて内需関連株ですが、

日本国内を主なマーケットとしている業種の銘柄です。

 

株価が日本の景気動向に左右されやすいのが特徴です。

建設や不動産、陸運、銀行、小売り、食品、電鉄関連銘柄がこれにあたり、最近では通信関連も含まれています。

 

逆に、電機やハイテク、自動車産業のように依存している、あるいはアメリカなどで海外での収益が大きい銘柄を「外需関連株」「輸出関連株」といいます。

輸出関連株は、「円高」になれば株価にマイナス、「円安」になればプラスになりますが、内需関連株は為替の動向に左右されることはありません。

 

M&A

 

最後にM&Aですが、

起業の合併・買収のことです。

2つ以上の企業が1つの企業になることを「合併」、企業が別の企業の株を買って子会社化することを「買収」といいます。

 

M&Aは前向きな企業戦略で、特に買収の対象になる会社の株価は上昇しやすい傾向にあります。

また合併比率が1対1の場合、合併される会社(消滅会社)の株は、存続会社の株式となります。

1対0.5の合併比率では、消滅会社の株を10株持っているとすると、合併後は5株と交換してもらえます。

 

まとめ 

 

今回は8つの株用語を解説してきましたが、一般的にも使われたりする用語なので覚えておいて損はないでしょう。

 

株用語は無限にあるといっても大袈裟ではないので、これからまた定期的に解説していこうと思います。

 

是非、また見に来てください♪

 

 

それでは今日はこの辺で^^