【初心者向け】 長期投資のオススメ
どうもこんにちは。
建築系投資家のチカトサ(@5atochika)です。
今日は「投資を始めたいけど、何から始めたらよいかわかわない」といった人に向けて長期投資のススメについて書いていきます。
投資と聞くとどうしてもギャンブル性が高いとかお金持ちがするものといったイメージがあると思います。
もちろん中にはそういったハイリスクハイリターンの金融商品もありますが、今回は言ってしまえば、ローリスクローリターンの投資方法をご紹介します。
ローリスクですが時間を味方にすることで、ハイリターンを狙うことが可能です。
近年、老後2000万円問題が世間を賑わせていますね。
この発言の背景には、「投資についての理解を深めて欲しい」という政府の意向が確実にあります!
その証拠に近年では小学校でも投資に関しての授業が採用されてきていますね。
小学生でも理解できるような内容なので、長期投資はとても簡単です!
- 投資を始めたいが何から始めたらよいかわからない
- 少額資金しか持っていないが始めたい
- 将来に対するお金の不安を取り除きたい
人は是非読んでみて下さい♪
1.貯金するくらいなら投資をしよう
日本人の多くは貯金が大好きです。
コツコツと節約をして、増えていく銀行の預金残高を見てニヤニヤするのはとても楽しいですよね♪
ですが、いくら貯金をしていても減ることはなくても決して増えることはありません。
厳密に言えば、金利が発生するので若干は増えますが、2020年現在の銀行金利は0.002%なのでほとのど増えないと言っても過言ではないですね。
※ここまで低金利の原因は、長年続いている日本経済のデフレが大きな原因なのですが、今回ではその説明は省略します。
日本銀行が発表している「資金循環統計」というデータを見ると、いかに日本人が貯金・預金が好きかというのが見えてきます。
家計の金融資産に対する現金・預金の割合
- 日本→53%
- アメリカ→12%
- 欧米→34%
家計の金融資産に対する株・投資信託の割合
- 日本→13%
- アメリカ→46%
- 欧米→27%
日本人はリスクを負うのが怖いから、ここまで預金の割合が高いのではなく、預金する以外の選択肢がない、言わば思考停止状態だからここまで預金割合が高いのです。
銀行に預金していても全く増えることはないどころか、すぐに引き出せてしまう手前貯まりにくいので、今すぐに必要ではないお金は全て投資に回しましょう♫
2.長期投資をして時間を味方に
今回僕がオススメするのはよくイメージする株式の短期売買で利益を出す投資方法ではなく、貯金をするように時間をかけて投資をしていく方法です。
投資信託の年間利回りは相場に大きく依存されますが、だいたい5~9%と銀行の金利に比べてとても高い水準にあります。
銀行に預ける場合と、年間利回り5%と仮定して投資信託を積み立てていく場合とを比較してみます。
銀行預金に毎月1万円×10年間
年数 預金残高
1年 12万円
2年 24万円
3年 36万円
4年 48万円
5年 60万円
6年 72万円
7年 84万円
8年 96万円
9年 108万円
10年 120万円
投資信託(年間利回り5%)を毎月1万円積み立て×10年間
年数 資産評価額
1年 12万円
2年 24.6万円
3年 37.83万円
4年 51.72万円
5年 66.3万円
6年 81.62万円
7年 97.7万円
8年 114.58万円
9年 132.31万円
10年 150.93万円
いかがでしょう。
10年間で30万円以上も差が出来ていますね。
これは何も特別な事をしたわけではなく、ただ預金の代わりに投資信託を積み立てただけなのです。
ここまで差がつくのは複利の効果によるものです。
3.複利の効果とは
相対性理論でお馴染みのアルベルト・アインシュタインが「人類史上最大の発見」と評した複利の効果について説明していきます。
複利とは利回りで積み上がった額に対して利回りが発生することです。
先程の積み立て過程に計算式を加えるとわかりやすいと思います。
年数 資産評価額 複利による効果
1年 12万円
2年 24.6万円=12万円+12万円×5%
3年 37.83万円=12万円+24.6万円×5%
4年 51.72万円=12万円+37.83万円×5%
5年 66.3万円=12万円+51.72万円×5%
6年 81.62万円=12万円+66.3万円×5%
7年 97.7万円=12万円+81.62万円×5%
8年 114.58万円=12万円+97.7万円×5%
9年 132.31万円=12万円+114.58万円×5%
10年 150.93万円=12万円+132.31万円×5%
複利に対する対義語が単利です。
これは利回りで増えた金額は計算せずに一律で元金にのみ利回りがつくことです。
この記事を読んでくれた皆さんには是非、この複利の効果を実感してほしいと思います。
4.リスク回避①:ドルコスト平均法
いくら投資信託での積み立てとは言え、相場に大きく依存します。
2020年現在の相場は、コロナウイルスによる影響により、大分低下していましました。
資産評価額は元金を割れ、この先もさらに下がっていく可能性もあり、いつ上がるかはわからない状況です。
ここで効果的なのがドルコスト平均法です。
ドルコスト平均法とは、一定間隔で一定額を積み立てる投資方法です。
これを実践することで、高値で買わされるリスクを回避し、安値で大量買いを実践することが出来るのです。
わかりやすく説明すると、毎週、1000円分の卵を買うことを考えてみます。
卵の値段が1パック100円の日は10パック買うことが出来ます。
卵の値段が1パック200円の日は5パックしか買うことが出来ません。
卵の値段が1パック50円の日は20パックも買うことが出来ます。
これだけ見るともちろん、1パック50円の日に大量買いしたくなりますよね。
ですが、いくら50円だからといってその日が最安値の日になるのかは誰にもわからないのです。
つまり買う株数を一定にするのではなく、積み立てる金額を一定にする事で、リスクを回避するのです。
ここでポイントになるのは売りを出すタイミングです。
2020年現在のような下げ相場で売ってしまうと、元金割れは当たり前です。
この先、いつになるかはわかりませんが、相場が回復し、十分な利回りついた時に売りを出すのが最も良いタイミングです♪
5.リスク回避②:投資信託による分散投資
これまで何の説明もなく、投資信託、投資信託と繰り返し使ってきましたが、投資初心者の方には投資信託による長期投資をオススメします。
投資信託とは、多くの投資家から資金を集めてひとつにまとめ、それを専門家が分散投資を図り運用するものです。
「株式」「公社債」「金融派生商品」「海外市場」「不動産」といったものがまとまっている小口になって売られているイメージです。
投資の基本は分散投資です。
100円からでも購入出来るので、投資に回せるお金があまりなくても始めることが出来ます。
初心者の方はまず投資信託の積み立て投資から始めてみるのが良いでしょう♪
6.まとめ
何も投資をしたことがない人はまずは、投資信託による積み立て投資から始めてみましょう。
時間を味方にした分散投資はリスクがほとんどなく、大きなリターンを期待することが出来ます。
今回はどういった商品の投資信託を買うべきかといったことには触れていませんが、いつか機会があれば、それについての記事も書いていきたいと思います。
小額からでも始められるので、預金に回せるお金があるのなら、始めない理由がないですね♪
それでは今日はこの辺で^^