【書評】 三戸政和さんの「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」は資本家になる考えを教えてくれる
どうもこんにちは。
建築系投資家のチカトサ(@5atochika)です。
三戸政和さんの「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」を読みました。
この本では、資本家になるには中小企業を買って、いかに有効に運営するかという三戸さん流の考え方が学べます。
- スタートアップの起業家を目指している!
- 企業買収はお金持ちの人がやること!
- 今働いている会社でのし上がってやる!
と思っている人が読むと、価値観が揺さぶられちゃう一冊です。
一番のポイントは、
日本にある中小企業の約7割が「後継者不足」という問題に直面している。そんな中小企業の個人買収についての手順を記した。
という点。
つまり、『意外なほど多い黒字廃業しそうな優良企業』をいかに個人買収するか、といったノウハウを知ることができます。
M&Aに対するハードルが高い人には、イメージとのギャップに驚くかもしれません!
将来は「資本家」になりたいと考えている人にはおすすめの書籍かなと。
というわけで、この記事では「【書評】 三戸政和さんの「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」は資本家になる考えを教えてくれる」について書いていきます。
- 三戸政和さんの「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」ってどんな本?【概要】
- 三戸政和さんのオススメする「個人M&A」とは?【一例紹介】
- サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」を読んだ感想【書評まとめ】
三戸政和さんの「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」ってどんな本?【概要】
「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」は 、2018年4月19日に発売された書籍です。
わかりやすい文章で書かれているので、集中して読めば全205ページを【約3時間】で読み終えることができます。
ザックリと内容を紹介すると、
- 自分のキャリアを生かす
- 資本家になることで、労働対価では得られない金銭的メリットを享受する
- 人生100年時代の老後不安から自由になる
という感じ、特に『これからの日本では、「何もしないでいること」も人生を危機に晒すリスク』という最後のメッセージこそがポイントかなと。
著者の三戸政和さんってどんな人?
著者の三戸政和さんのプロフィールも紹介しておきます。
三戸政和(みとまさかず)
- 1978年生まれ 兵庫県出身
- 事業投資家、作家、ロケット家、元政治家
- 株式会社 日本創生投資代表取締役社長
- 2005年 ソフトバンク・インベストメント(現SBIインベストメント)入社。ベンチャーキャピタリストとして日本やシンガポール、インドのファンドを担当し、ベンチャー投資や投資先にてM&A、株式上場支援などを行う
- 2016年日本創生投資を投資予算30億円で創設し、中小企業に対する事業承継・事業再生などに関するバイアウト投資を行なっている
株式会社 日本創生投資:https://nipponci.com/
最近では「営業はいらない(SB新書)」が出版されています。
また、ロケット開発会社インターステラテクノロジズの社外取締役、堀江貴文氏が主宰する「堀江道場」のオブザーバーなども務めています。
「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」の目次は?
「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」の 目次は以下の通りです。
はじめに
序章 「人生100年時代」は資本家になりなさい
第1章 だから、起業はやめておきなさい
第2章 飲食店経営に手を出したら「地獄」が待っている
第3章 中小企業を個人買収せよ
第4章 100万の中小企業が後継社長を探している!
第5章 「大廃業時代」はサラリーマンの大チャンス
中小企業経営者の後継者不足で、事業継承に悩む「大廃業時代」とは、チャンスの時代
「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」で著者の三戸政和さんが伝えようとしていることは、端的に下記の1点だけ。
後継者不足により廃業が多発 → 中小企業を個人で買収 → 資本家になる
なので、この本では「いかに後継者不足が深刻か」&「優良な中小企業を買う」ためのノウハウや考え方が書かれています。
読む人によっては「ショックだ」と思ってしまう話も載っていますが、「どうしたら資本家になれるか」を考える良いきっかけとなる書籍かなと。
三戸政和さんのオススメする「個人M&A」とは?【一例紹介】
M&Aと聞くと、「大企業がするもの」だと思いません?
しかし、著者の三戸さんに言わせると、これからの10年間は「個人M&A」をやるにはチャンスなのだそうです。
なぜなら、「個人M&A」の環境が整いつつあり、かつ「後継者不足」により黒字でも廃業している中小企業が多くあるからです。
そして、このような大きな動きの初動に行動した人が成功する、というのが何ごとにおいても言えることなのです。
つまり、いかに「リスク」を許容して挑戦することができるのか、ということが最後には肝心なんですね。
サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」を読んだ感想【書評まとめ】
この記事では、「【書評】 三戸政和さんの「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」は資本家になる考えを教えてくれる」について書いてきました。
少額資金での「個人M&A」で、資本家を目指すというやり方は十分に可能なのだと思います。
そして腹をくくって、いかに行動ができるかということに尽きるのだと感じました。
その行動力こそが、日本でどんど潰れようとしている優良な中小企業を救うことにつながっていくのです。
最後に、持たざる者はリスクを負って行動するのみなのです。
というわけで、今回の記事は以上です。
ぜひ、また見に来てください♪
それでは今日はこの辺で^^