建築系チカトサBlog

建築、お笑い、書評、プログラミング、投資などについて書いていきます。

【テックキャンプ エンジニア転職】体験談 (5週目)

どうもこんにちは。 

 

建築系エンジニアのチカトサ(@5at0chika)です。

 

 

今週でテックキャンプの受講も折り返しです。

 

いよいよ学習が難しくなってきたので、その理由と今週の学習内容を書いていきたいと思います。

 

 

 

プログラミングが難しい理由

プログラミングが難しい理由はたくさんあると思いますが、大きく分けて次の3つの理由に分かれるのだと思います。

 

理由1:英語が基本

プログラミングは全て英語を使います。

エンジニアからすれば常識かもしれませんが、全て英語です。

 

英単語の意味がわかっていないと実装する機能とメソッド名が一致せずに、よくわからない単語を無理やり機能と結び付けて覚えるはめになります。

 

理由2:サーバーサイドの実装は可視化できない

フロントサイドは可視化されているので、どこが違うのかが可視化されているため、瞬時にどこが違うのかがわかります。

 

また「検証」ツールを利用することで、リアルタイムに実装をして確認することができます。

これはとても便利です。

 

ですがサーバーサイドは可視化されないため、どこがエラーを起こしているのかがわかりません。

エラー画面が表示される分まだましですが、エラー画面すら表示されずにエラーを起こすことがあります。

 

プログラミングは常にエラーとの戦いなので、エラー文のパターンは覚えておくのが良いでしょう。

 

理由3:シンプルに覚えることが多い

これは致し方がないことかもしれませんが、本当に覚えることが多いです。

 

細かいところで言うとメソッド名やその機能、大きなところで言うと開発の手順や扱うファイル等、覚えることがたくさんあります。

 

しかし、覚えることよりも調べる能力の方が重要です。

 

ですが、覚えられものは覚えておいた方が絶対に良いです。

特にエラー文のパターンは覚えておくと、解決がスムーズにいくので良いでしょう。

 

個人アプリ開発に向けて

いよいよ個人アプリの開発が始まります。

どういったアプリが作りたいかをライフコーチの方と相談して実装に入ります。

 

ここで作るアプリがポートフォリオになるので、はりきって取り組みたいところです。

 

建築のWEBアプリが作りたい

僕が作りたいアプリはやはり建築系のアプリです。

将来的にも建築のアプリをリリースしたいと思っているので、これで決まりです。

 

理由はいくつかありますが、

僕自身がずっと建築業に従事していたこと、

「建築」という文化がもっと一般的に広まってほしい、

 

とまぁ、こんなところですね。

 

0から機能を実装していく

個人アプリはそれぞれ作るものが違うので、カリキュラムに載っていたいことも自分で調べて実装していかなくてはいけません。

 

また、エラー等が出て躓いた場合もメンターの方に質問することが出来ず、全て自分で解決しなければなりません。

 

当然と言えば当然ですが、0からオリジナルのアプリを作るのでそりゃそうですよね。

 

これまで学んできたことを実装というカタチでアウトプットできるので、とても良い機会でもあります。

 

すごく大変そうで、少し、いや大分ビビってますが頑張ります!

 

発表が楽しみ

僕自身としては、そこまで複雑な機能を実装するつもりはありませんが、先輩方の発表を見るところ、Pythonを使ったAI機能を実装したりしている方もいたので、どういった作品が出てくるのかとても楽しみです。

 

もちろんPythonはこの期間に独学で自分で勉強して実装したそうです。

 

これくらいの自走ができるように頑張らないといけないですね。汗

 

5週目の学習内容

さて今週学んだ内容のアウトプットをしていきたいと思います。

 

今週もテストがあり、また個人アプリが始まる等盛りだくさんの内容でした。

 

HTML/CSSテスト

今週もテストを受けました。テストといっても自分でこのページを頑張って実装してくださいね、といったものです。

 

HTMLとCSSをリンクさせるところから自分でやらないといけないのですが、それのやり方を完全に忘れてしまっていた僕は完全に出鼻を挫かれました。笑

 

Ajax

Ajaxとは非同期通信をするためのコマンドのようなもののことです。

 

非同期通信とは、Twitterのようにいちいちリロードしなくても自動でリロードして、最新のツイートを表示してくれる機能のことです。

 

わかりやすく言うと、

メール→同期通信

Line→非同期通信

 

こんな違いです。

 

Chat Spaceアプリ完成

Chat Spaceが完成し、提出をしてやっとLGTMを頂きました。

 

「LGTM」とはLooks good to meの略で、日本語で言うと「私にはよく見える」ということです。

 

つまり、オッケーだよ!

ということです。

 

IT界隈の専門用語で、質問サイトのQiitaやGitHub等にも使われている言葉です。

 

まとめ

ここまでプログラミングが難しい理由やテックキャンプ5週目の学習内容について書いてきました。

 

個人アプリの開発期間に入ったため、チーム内での共有やアウトプットも終わり、いよいよ前半戦終了といった感じになってきました。

 

カリキュラムの内容も8割方終わったところといった感じでしょうか。

 

今後は実装というアウトプットが中心にフェーズに入ってくると思うので、忘れたことがあればすぐにカリキュラムに戻ってインプットしていきたいと思います。

 

 

 

というわけで、今回の記事は以上です。

 

 

ぜひ、また見に来てください♪

 

 

 

それでは今日はこの辺で^^

【テックキャンプ エンジニア転職】体験談 (4週目)

どうもこんにちは。

 

建築系エンジニアのチカトサ(@sat0chika)です。

 

 

今日はテックキャンプの利点と4週目の学習内容のアウトプットをしていきたいと思います。

 

 

 

 

 

テックキャンプが挫折しない理由3選

テックキャンプの利点はたくさんありますが、中でも挫折しにくい特徴をあげていきたいと思います。

 

理由1:グループ学習で悩みを共有できる

4週目にもなってくると理解が追い付かなくなってくる箇所が多々出てきます。

 

カリキュラム中でも完璧に理解できずとも先に進んで、最終的に理解できれば良いよとあるくらいです。

 

そんな時に自分だけ理解出来ていないのではなく、皆同じところで躓いていると思うだけでも精神的に大分楽になります。

 

理由2:ピンポイントで質問が可能

わからないところはメンターの先生にリモートデスクトップというツールを使って質問ができます。

 

カリキュラムを個々で進めていき、わからないことがあればピンポイントで質問ができます。

 

どんなに細かいところでも質問が可能です。

これは本当に助かります。

 

理由3:転職支援が付く

受講生のほとんど全員が離職中の人で、受講後がどうなるかは未定の状況です。

 

不安を常に抱きながらだと学習に専念できませんね。

そんな不安は不要です。

 

何故なら受講後に半年以内に転職できなければ返金保証がつくからです。

 

やるかやらないか

プログラミングは2020年から小学校で必修科目になりましたが、何故かというとIT人材が不足しているからですね。

 

大人になってプログラミング学習をする理由、大きく2つのパターンに分かれると思います。

 

  1. 仕事のため(転職、副業、起業、エンジニアとのコミュニケーション等)
  2. 素養として身に付けるため(趣味的に)

 

僕はもちろん1の仕事のためです。

 

やらない言い訳ならいくつでも作れる

とは言え、やらない理由は数えきれないほど出てきます。

 

仕事が忙しい。

趣味に時間を費やしたい。

専門分野ではない。

新しいことを始めるのに抵抗がある。

そもそもプログラミングを学ぶ理由がない。

、、、

 

瞬間に湧き上がる興味に全力を

多くのエンジニア出身のインフルエンサーがプログラミングをやることを勧めていますね。

 

それはまぁ言葉巧みに勧めてきますね。笑

「儲かるよ」「教養として学んでおいた方が良いよ」「自由な人生が手に入るよ」、、、

 

どれか一つでもピンと来るものがあればすぐにでも始めてみるべきだと思います。

 

面白そうな話があればすぐに飛びつくくらいのフットワークの軽さと行動力がなければ、知らず知らずのうちに多くの機会損失を生むのです。

 

1つのやる理由だけで良い

何か1つだけプログラミングを始める理由があれば、それだけで良いのです。

 

僕の場合は、自分のサービスをリリースしたい!

ズバリこれです。

 

これだけです。

 

長い道のりですが、この目標に向けて勉強して行動し続けるのです。

 

 

4週目の学習内容

4週目の学習内容はChat SpaceというWebアプリの実装に入りました。

 

他にもテストを受けたりと盛りだくさんの内容です。

 

中間提出

Chat Spaceのフロントページの実装が出来た時点で提出をします。

ここのカリキュラムが20時間ととても長い時間をかけて進める部分になります。

 

見た目の部分なので、「検証」ツールを利用して調整することも出来るため、僕としてはやりやすい分野です。

 

実にちょうど20時間くらいかけて中間提出が終わりました。

 

テスト

「理解度確認テスト」というHTML/CSSについてのテストを行いました。

 

Chat Spaceのフロントページにも似たテストなので、全く手が付けられないといった難易度ではないです。

 

定期的にテストを受けることで、復習などで反復する機会が増えるので、知識が定着しやすくなりますね。

 

JavaScript

今週はJavaScriptという言語にも取り掛かりました。

 

Java」ではないです。「JavaScript」です。

この2つは似て非なる言語です。

 

カリキュラムには「メロンとメロンパンくらい違う」と書いてありました。笑

 

では一体、JavaScriptでどういったことが出来るのかというと、

Webサイトでカーソルをメニューバーに載せると、メニュー一覧が表示されたりすることがありますよね。

 

あれです。

サーバー側の言語ではなく、フロント側の言語ですね。

 

昔はあまり使われなかったそうですが、今普及しているWebサイトの多くはJavaScriptが使用され、使いやすく、見た目も良くなっていったそうです。

 

まぁ、なくても機能的には困りはしないんですね。

と言うのもJavaScriptはとても難しいです。笑

 

 

まとめ

ここまでテックキャンプの特徴と4週目の学習内容を書いてきましたが、ここまで読んで頂きありがとうございます。

 

JavaScriptはとても難しい言語で、心が折れそうになります。

ですがそんな時に励ましてくれるのが、同じチームのメンバーとメンターの先生です。

 

彼らがいなければ多分、この週で挫折していたでしょう。笑

 

 

来週が思いやられます、、、

 

 

 

というわけで、今回の記事は以上です。

 

ぜひ、また見に来てください♪

 

 

 

それでは今日はこの辺で^^

【テックキャンプ エンジニア転職】体験談 (3週目)

どうもこんにちは。

 

建築系エンジニアのチカトサ(@5atochika)です。

 

今日は今受講しているテックキャンプの特徴と学習状況を書いていきたいと思います。

 

3週目に入ると内容も大分難しくなってきますね。

 

 

 

 

 

テックキャンプの特徴3選

 

他のプログラミングスクールに通ったことがないので、何とも言えないですが、恐らくテックキャンプの特徴と言っても良いであろうポイントを書いていきます。

 

ZOOMとSlackを活用

 

これらはコロナウィルスの影響により、完全オンラインでの学習対応となったことも後押しした特徴だと思われます。

 

ZOOMは皆さんご存知「ZOOM飲み会」でお馴染みのオンラインツールですね。

チーム内での朝礼やアウトプットはZOOMを使います。

 

SlackはIT企業でよく使われている、チャットツールです。

連絡事項やチーム内でのコミュニケーションは基本的にSlackを使用します。

 

 

アウトプット重視の学習法

 

プログラミング学習に限らず、勉強で得た知識はアウトプットすることで思考が整理され、知識として定着します。

 

またインプットする際にも、アウトプットすることを意識してインプットすることで学習効率が上がるそうです。

 

 

 

強制的に知識に定着

 

では具体的にどのようにアウトプットを行うかというと、大きく分けて3回行います。

  1. 毎学習後に提出するアウトプットフォームに記入する
  2. ブレイクアウトルーム(ZOOMのコマンド)で同じチームの人に説明する
  3. テストを受ける

 

カリキュラム中に最低でも3回は繰り返すため、知識として強制的に定着するんですね。

 

 

テックキャンプに通って変わったこと

 

テックキャンプに通って身についたことは、プログラミングに関する知見のみではありません。

 

自宅の受講ですが、朝から晩まで拘束されて「アレをやれ、コレをやれ」と色々と新しいことを始めるので、それはそれは色々とあります。

 

SNSの積極的な活用

 

このブログはテックキャンプに通う前から書いていますが、エンジニア学習用のTwitterアカウントの作成をし、毎日プログラミング学習に関する内容を呟くことをオススメされます。

 

活用してみて気づいたのですが、エンジニア界隈にはTwitterを駆使して活動している人がたくさんいるんですね。

 

インフルエンサーとはユーチューバーやフォロワーの多いインスタグラマーだけだと思っていましたが、Twitter上にはエンジニア界隈のインフルエンサーが多くいます。

 

自己肯定感の大事さを痛感

 

学習をする上で大事だと思うのが、「自己肯定感」です。

 

「自己肯定感」とは自分に対する自信のことですね。

 

どうやら10歳くらいまでに親から承認されてきたかどうかで、大きく形成されるそうなのですが、

自分ならできる。

プログラミングなんて余裕。

と思って取り組むくらいが良いと思います。

 

時間の有効活用を意識する

 

午前10時00分~19時50分まで(途中で休憩1時間)と長時間拘束される上に、分刻みでスケージュールが進んでいくため、時間の有効活用をとても意識するようになります。

 

休日にダラダラと過ごしている時でも何だか罪悪感を感じてしまうほどです。笑

 

生産性を極めたテックキャンプの創業者である、マコなり社長の思考がカリキュラム内容にも反映されているからなのだと思います。

 

これは受講してみると本当に実感できると思います。

 

3周目の学習内容

 

3週目に入り、学習内容もだんだんと難しくなってきた感じがします。

 

進み具合の早い人と遅い人がはっきりとし、学習についていけない人も少しずつ出てきた印象です。

 

GitHub

 

GitHubとは共同開発を行うためのツールで、プログラミング言語ではありません。

かと言って簡単かと言うと決してそんなことはありません。

 

通常の開発では複数人で開発することが多く、皆で同時に開発をしていくと度々不足の事態が起こります。

 

例えば、誰かが実装途中の部分を他の誰かが編集してしまい、上書き保存してしまう。

そうすると担当していた人がそこからまた上書き保存すると、他の人が途中で編集した部分が消えてしまいますよね。

 

何故なら、同時に編集してしまっていて、最初の人が開いた時点では途中から編集した人の内容が反映されていないからです。

 

そういった不具合を解消してくれるとても便利なツールがGitHubなのです。

 

便利な反面、最初なのでまだまだとても難しく、コミット(上書き保存のようなこと)をする時はとても緊張します。笑

 

アプリ開発

 

pictweetという画像と文章を投稿できるTwitterのようなアプリを開発しています。

Ruby on Railsというフレームワークを用いて実装します。

 

機能としては、投稿、検索、新規登録、ログインといった具合です。

検索機能は「インクリメンタルサーチ」といって、1文字入力するごとに検索結果が自動で出てくる機能を実装します。

 

haml/scss

 

haml/scssとはHTML/CSSとほとんど同じで、Webアプリの見た目の部分(フロントエンド)をコーディングする言語です。

 

HTML/CSSよりも少ない記述で簡単に実装することができます。

 

多くの開発現場でHTML/CSSよりも使われているそうです。

 

では一体なぜHTML/CSSを最初に学習したのかと言うと、HTML/CSSのコーディング知識を応用する言語だからです。

 

まとめ

 

今回は現在受講中のテックキャンプの3週目の学習内容や感想を記述してきました。

 

段々と難しくなってきて少しだけ先が心配ですが、まだまだこれからです。

 

将来の目標のため、素養として、仕事のため等、受講する理由は十人十色ですが、

受講しておいた方が良い、プログラミングを学習した方が良いということは間違いないですね。

 

今回の記事を読んで、少しでも迷っている人の背中を押すことができれば幸いです。

 

 

 

というわけで、今回の記事は以上です。

 

ぜひ、また見に来てください♪

 

 

それでは今日はこの辺で^^

 

 

【建築解説】桜の郷の家

 

 

どうもこんにちは。

 建築系ライターのチカトサ(@5atochika)です。

 

 

先日、学生時代の友人のオープンハウスに行ってきました。

そこで今回は建築家が建てた住宅の解説をしていきたいと思います。

 

 

 

 

外観

 

協会のような真っ白なデザイン

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外観のデザインは、真っ白な壁と煙突のようトップライトと、うねる屋根が特徴的で教会のような見た目です。

 

正面から見ると左右対称で協会のようなデザインです。

 

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内観

 

狭い廊下の先に見える床の下がったリビング

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廊下の先には明るいリビングが見え、さらにその先にまた廊下が続いているのがわかります。

 

廊下の右側には浴室やトイレといった水回りが配置されています。

 

床の下がった明るいリビング

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廊下を抜けると約30cm程床の下がったリビングに出ます。

 

本来、住宅は段差がなくフラットに計画することが良しとされることが多いです。

何故なら高齢者や小さな子供が躓いたりする恐れがないためです。

 

しかしながら、床レベルで段差をつけることで、空間を分節する(区切る)という手法を取り入れています。

 

友人曰く、「フラットな床の使い勝手よりも、空間の質の良さを優先した」とのことです。

 

建築家のエゴと思われるかもしれませんが、よほどの自信がなければできないことですね。

 

仕上げ材を用いない壁

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床仕上げはフローリングですが、内装材の仕上げはヒノキがむき出しとなっており、クロスなどで仕上げない状態となっています。

 

この写真だけ見ると、これから仕上げるのかと思われるかもしれませんが、これが完成形なのです。

 

友人曰く、

 

「通常の家は、構造計算しなくても建つため、隠されている構造等を安くして、目に見える表層を作るが、

この家では、構造計算した上で建つ国産ヒノキを用いているため、壁紙で綺麗な仕上げで作るのではなく、少ない予算の中でも、表層的ではない空間の魅力を作る」

 

とのこと。

 

外観の可愛らしいデザインとはギャップがある、とてもストイックな内部空間になっていますね。

 

平面プラン

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平面図はとてもシンプルでわかりやすいプランになっています。

 

しかし実際に中を見ると少し複雑に見えるのは、

  1. 小さなホールが3つあること
  2. 段差による空間の分節

が効いているからですね。

 

1番のこだわりポイント

1番のポイントは、

似て非なる2つの空間、生活的な空間と排他的な空間。

とのことです。

 

本人曰く、

 

 建築家が作る家は割とどこかで生活を犠牲にしているが、そういったことがないように2つの空間を分けている。

前半の空間は住みやすい空間で、後半は排他的な空間。建築家が作る空間と普通の空間を両立させている。」

 

とのこと。

 

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生活的な空間

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排他的な空間

写真だと少しわかりにくいですが、

 

生活的な空間とは、リビング・ダイニングのことで、大きな窓があり、天井も住宅の通常の高さとなっていますが、

排他的な空間(奥の広間)は、窓がほとんどなく、天井もとても高い空間となっています。

 

写真だと明るく見えますが、日中でもとても暗い空間になっています。

 

空間を作る特徴

 

一番こだわったポイントは先程挙げた2つの性質の異なる空間とのことですが、他にもこだわりのポイントはあります。

 

壁に見えるネジ

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ヒノキが仕上げとして見えてくるため、それを留めているネジが見えてきます。

 

そのネジが綺麗に見えるように等間隔に1つ1つ手作業で職人さんに打ってもらったとのことで、そのために工期が延びたそうです。

 

ホール上部のトップライト

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ホールは前、真ん中、後と3つあり、真ん中のホール上部にはトップライトが付いています。

 

本来なら3つともトップライトにする予定だったそうですが、予算の関係で真ん中のホールだけトップライトにしたとのこと。

 

トップライトからの採光は壁からの採光の3倍とされており、とても気持ち良い空間となります。

 

この大きなカーテンで空間を仕切ることで、空調を行うとのことです。

 

それにしてもこんなに大きなカーテンが家の中にあるのはすごいですね。笑

 

ロフトなのか子供部屋なのか

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奥の広間の上の方に、梯子を使って登るロフトのような空間があります。

 

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写真だと伝わりづらいですが、ここがとても広いです!

 

梯子で登ることで、いわゆる“ロフト”を想像して入るためなのか、この空間がとても広く感じるのです。

 

友人曰く、作ってみたところ思いの外広かったとのことです。

 

本来ロフトとは、“寝るだけ”とか“倉庫”とかで使われるのが一般的ですが、ここは十分に子供部屋として使えるほどの広さでした。

 

この家の中でも一番高い位置にある空間なので、もう少し大きな窓をつけて外の景色を楽しめるくらいの作りでも良いのでは?と思いました。

 

感想

 

個人的な感想としては、

「自分ならこうする。これはちょっとどうなの!?」といったところは同業者として多々ありますが、「長い間お疲れさん!」の一言に尽きますね。笑

 

と言うのも最初に話が持ち上がった時から、足掛け4年強かかっているんですね。

 

処女作としてはとても大胆なデザインを取り入れているところは、クライアントが友人(設計者)の同級生という間柄だからこそ実現できたのだと思います。

 

そして僕もいつか家を建てたい、、と切実に思うのでした。

 

 

まとめ

 

ここまで友人の処女作を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

 

「建築家の建てる家はとてもエゴが強く、住み手のことを考えていない」

といった印象を持っている人が多くいると思いますが、

 

家とはお客さんが満足すればそれで良い、というのが建築家の意見なのです。

 

日本を代表する建築家・安藤忠雄氏の有名な言葉に「自分の設計した家には、とてもではないが住めない」といった発言があります。

 

一生かけてお金を払い続けて、住み続ける家ですが、皆さんは建築家に設計を依頼したいと思いますか?

 

 

 

 

 

 

 

僕は思いません。笑

 

 

 

 

というわけで、今回の記事は以上です。

 

ぜひ、また見に来てください♪

 

 

それでは今日はこの辺で^^

【テックキャンプ エンジニア転職】体験談 (2週目)

どうもこんにちは.。

 

 

建築系エンジニアのチカトサ(@5atochika)です。

 

今日はテックキャンプ エンジニア転職の2週目の状況報告と学習のアウトプットをしていきたいと思います。

 

今日は私なりに考えた、他のプログラミングスクールよりもテックキャンプが向いていると思う人を書いていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

テックキャンプが向いている人3選

 

2週目に入ってテックキャンプの特徴も大分つかんできたので、テックキャンプにオススメな人の特徴を紹介していきたいと思います。

 

勉強が苦手だった

 

学生時代に勉強が苦手だったという多くの人は、恐らく学習効率が悪いまま勉強を続けてきたのだと思います。

決して手を抜いているつもりはなくても、テストで点数が取れない。

 

私もそうでした。

 

授業ではノートを写すのに必死で、話の内容が全く入ってこない。

頑張って話を聞いてもわからない単語が飛び交うのでついていけない悪循環に陥ります。

 

そんな人には絶対的にテックキャンプがオススメです。

何故なら、カリキュラムは自分のペースで進めるし、わからなければ同じところを何週も繰り返すことが可能です。

 

また、メンターの先生はランダムに変わり替りに違う人が出てくるので、同じところを何度でも気兼ねなく質問することができます。

 

自分に甘い

 

自分一人でも厳しく勉強ができる人であれば、他のプログラミングスクールでも良いと思います。

 

ですが多くの人が誰かに監視されたり、強制されていないとすぐに妥協してしまう性格だと思います。

そんな人はテックキャンプがオススメです。

 

 

予備校と学習塾の違いと似ていますね。

お尻を叩かれないとできない人は予備校、自分一人でもストイックに勉強できる人は学習塾。

 

とは言えそこまでスパルタという感じでもなく、テックキャンプでは適度な緊張感を保ちながら学習を進められます。

 

パソコンが苦手

 

私は学生の頃から実務でもずっとパソコンを使ってきました。

Macは初心者ということもあって、わからないことだらけでした。

 

そんな人にでもパソコンの電源の付け方から教えてもらえます。

パソコンの操作に慣れていない人はテックキャンプが是非オススメです。

 

 

 

2週目に入って気づいたこと

 

早いもので2周間が経ち、先週とは違う発見が色々と出てきたので記していきます。

他のスクールも含めて、プログラミング学習を本気で考えている人の参考になればと思います。

 

料金は高いが、コスパはもっと高い!

 

はっきり言って高いです。

おおよそですが、¥712,800くらいです。

 

ですが、¥712,800を70日間×8時間で割ると、¥1,200~¥1,300です。

メンターの先生方の給料がどれくらいかはわかりませんが、エンジニアの平均時給は¥3,000~¥4,000は当たり前です。

 

そう考えると、1時間あたり少なくとも¥2,000~¥3,000以上は得をしている計算になります。

つまり、こちらが払っている金額よりも多くの価値を我々に提供してくれているのです。 

 

かと言ってもちろん手を抜いてくるメンターの先生は一人もいません。(恐らく)

これほどコストパフォーマンスの良い買い物は滅多にありません。

 

カイジに出てくる班長の名言が身に染みる

 

テックキャンプでは学習を進めるのは個人個人ですが、1日のスケジュールが決まっています。

そのスケジュールは、50分~1時間の勉強時間の後に学習のアウトプット10分、休憩10分というサイクルを繰り返し行います。

 

このサイクルは効果的はとても理にかなっており、人間の集中力は45分が限界と言われています。

 

つまり後先のことは考えずに、この50分だけに集中して挑み続ければ良いのです。

その後は、学んだことを全力でアウトプットし、全力で脳を休めれば良いのです。

 

まさに、カイジの地下チンチロリン編に出てくる班長の名言が身に沁みますね。

 

明日から頑張るんじゃない........今日......今日だけがんばるんだっ............!今日を頑張った者..........今日頑張り始めた者にのみ......明日が来るんだよ......!

 

 

画像

 

生活習慣が変わった

 

テックキャンプでは、食事は腹八分で終えることを推奨しています。

また、睡眠時間も最低6時間は確保することを徹底しています。

 

やはり圧倒的に変わったのはYouTubeの視聴時間です。

これまでは少しでも時間があればYouTubeを見て時間を過ごしていましたが、さすがにこの受講期間中は難しいです。

 

またこのブログもそうですが、プログラミング学習についてのSNSでの発信もエンジニアとしての素養として行うようになりました。

 

これらの習慣は、受講期間が終わった後も是非続けていきたいと思います。

 

 

 

2週目の学習内容

 

2週間があっという間に経ちましたが、内容としてはとても濃密なものを詰め込んだ気がしています。

 

学習時間で言えば優に100時間は超えているので、それもそのはずです。

具体的な学習内容も踏まえて振り返っていきたいと思います。

 

フレームワークRuby on Rails

 

フレームワークとは、実装したい機能が予めプログラミングされているものをインストールして、大枠のデザインや動きが最初から整っているもののことです。

 

これがあるだけで大分プログラミングが楽になります。

 

あらゆる言語でフレームワークが用いられているのですが、私が学んでいるRubyではRuby on Railsというフレームワークが人気で、世界中のエンジニアたちに愛用されています。

 

MVC

 

Model View Controllerの略で、

Webアプリがどういった仕組みで成り立っているかといった概念です。

 

どんなに複雑なWebサービスでも、全てはこの関係の上で成り立つので、とても大事なところです。

 

 

 

基礎カリキュラム終了

 

中間試験を受けた後に、本試験を受けて基礎カリキュラムが終了です。

本試験では合格点に達するまで再試験を繰り返し受験する必要があります。

 

たったの2週間という短い期間ですが、本試験に合格し、基礎が終了したと思うととても達成感が沸いてきます

 

学習をする上で、この達成感はとても大事です。

この小さな達成感があるからこそ、学習が続けられます。

 

また、先は長いですが『70日後』という、ゴールが決まっているマラソンを走っている感覚なので、終わりのない仕事を続けるよりも精神的には全然楽です。

 

来週からは応用カリキュラムに入っていきますが、この調子で続けていきたいと思います。

 

 

まとめ

 

本日は、「【テックキャンプ エンジニア転職】体験談 (2週目)」についての記事を書いてきました。

 

結論としては、プログラミング学習を本気で考えている方は、是非ともテックキャンプを受講した方が良い、もしくは候補の一つとして考えた方が良いということです。

 

プログラミングに限らず、勇気を出して最初の一歩を踏み出すことで、人生は大きく変わるはずです。

(私のような)凡人が人生を変えるには、多少のリスクを冒してでも突き進むしかないのです。

 

ぜひ『10週間で人生が変わるNo.1エンジニア養成プログラム』を受講して、人生を変えましょう!

 

 

というわけで、今回の記事は以上です。

 

ぜひ、また見に来てください♪

 

 

それでは今日はこの辺で^^

 

 

 

【テックキャンプ エンジニア転職】体験談 (1週目)

どうもこんにちは。

 

 

建築系エンジニアのチカトサ(@5atochika)です。

 

今日は私が今通っている『テックキャンプ エキスパート転職』についての体験談を書いていきたいと思います。

 

今、始めてから1週間が経ちました。

 

率直な感想としては、地獄です。。

 

それでも、他のプログラミングスクールよりも絶対にオススメなので、もし通おうか悩んでいる方がいれば参考にしてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 TECH CAMPがオススメな理由3選

 

他のスクールと比較して料金的には若干上がりますが、それでも圧倒的なオススメできるポイントあげていきます。

 

一人でも強制的に学べる環境

 

授業の進め方は講義形式ではなく、一人一人でカリキュラムを読んで進めていく形式です。

一応教室はありますが、コロナウイルスの影響もあり、ほとんどの受講生が各自宅で学習を行います。

 

そう聞くと「いくらでも手が抜けてしまう」「一人だと挫折してしまう」と思うかもしれませんが、全くそんなことはありません。

 

何故なら、一人一人についたライフサポートコーチの方が、学習の進捗具合やモチベーションを徹底的に管理してくれるからです。

 

これで独学にありがちな、「妥協」「挫折」といったこととは無縁になります。

 

私生活にも好影響

 

得られるものはプログラミングのスキルだけではありません。

 

TRCH CAMPでは、食生活や睡眠、定期的な運動をとても大切にする考えがあり、それらを言われた通りに実行することで、健康的で学習に集中しやすくもなります。

 

また、毎朝行う瞑想によりストレスが軽減されます。

 

マコなり社長

 

言わずもがなかもしれませんが、何と言ってもマコなり社長が提供しているサービスということです。

皆さんもご存知かもしれませんが、日本のビジネス系ではトップクラスのイケメンユーチューバーです。

 

彼の動画を見て、「人生に対するモチベーションが上がった」という人は多いのではないでしょうか。

 

自分もその一人です。

 

マコなり社長が、このTECH CAMPを通していかに『人生を良くできるか』ということに焦点を当てて、試行錯誤を繰り返して作り出したプログラミング教育なのです。

 

悪いはずがありませんよね。

 

 

 

通ってみて感じること

 

まだ始まって1週間しか経っていないので、学習内容に関して書けることはあまりありません。

ただ、学習方法がとても効率的で、これまでの人生を振り返って、この方法で勉強をしていればもっと良い大学に行けたんだろうなと思います。

 

それくらい『学習効率』にはとことん徹底しているのを感じます。

そうでなきゃ「たった70日間でプロのエンジニアになれます」とは謡えませんよね。

 

一例をあげるとすれば、インプットもですが特にアウトプットを大事にする傾向があります。

それはただ問題を解くといったことだけでなく、あらゆるやり方でのアウトプットがあります。

 

そうすることで、より知識として残りやすいからです。

大学受験をしていた頃の自分に是非教えてあげたいです。笑

 

独学では不可能

 

勝手な思い込みかもしれませんが、独学で勉強するのが得意な人は極限られた優秀な人のみだと思います。

もしそうでなかったら、大手予備校が何十年にも渡ってCMを打って、営業できているはずがないからです。

 

そしてこのプログラミング学習も例外なく、独学で習得できるのは極限られた優秀な人のみです。

不可能ではないと思いますが、わからないことをいちいち調べて自分で解決しないといけないので、とても効率が悪いです。

 

わからなくなった時にすぐに教えてもらえる環境があることは、勉強する上でとても大きいです。

 

めちゃめちゃハード

 

これまで良い点ばかり書いてきましたが、実はデメリットもあります。

それは、とても過酷ということです。

 

「プログラミング界のライザップ」と言われるだけあり、やはり楽ではありません。

イメージ言うと、「巨人の星」に出てくる星飛雄馬がつけていた「強制ギブス」をつけている感覚です。笑”

 

理系の大学出身で、パソコン業務にも慣れている私からしてもかなりハードです。

 

ですが、前述したとおりモチベーションが下がったり、挫折したりすることは決してない仕組みがなされているので、そこの心配はいりません。

 

考えてみたら、私は大学院まで建築の勉強をして、実務をこなして10年以上の時間を費やしてきましたが、この10年分をたった70日間でカバーするのは不可能だと思います。

 

どんな仕事にもそんな虫の良い話がある訳ないとは思うのですが、プログラミングではそれが可能だとマコなり社長が言うので、騙されたと思ってやってみるだけなのです。

 

メンターの方がとにかく優しい

 

わからないことがあれば、テックコネクトというオンライン通話のシステムを利用して、メンターと呼ばれる現役のエンジニアの先生に教えてもらうのですが、人によっては1時間くらい丁寧に理解するまで教えてもらえます

 

さすがに1時間も付き合ってもらうのは気が引けますが、それくらい貪欲に利用しても良いのだそうです。

 

また、これはTECH CAMPの方針だと思うのですが、とにかく褒めてくれます。

それもただ闇雲に褒めてくれるのではなく、具体的に理解していることや上達具合を褒めてくれます

 

そのため、自分なりに理解できているのだと実感ができ、やる気も出てきます。

カリキュラムが鞭だとしたら、メンターの方の言葉は飴ですね。笑

 

 

 

1周目の学習内容

 

今週からスタートしたプログラミング学習ですが、プログラミングとはあまり関係なさそうな初歩の初歩から始まりました。

 

まずはMacの使い方から

 

初めてMacを使う人もたくさんいると思うので、そういう人でもプロになるためにはまずは使い方を知らないといけません。

普段あまり使わないショートカットキーや、Macの歴史まで学習内容に入っています。

 

70日間という限られた期間にも関わらず、ここまで手取り足取り教えてもらえるのはとても有り難いことだと思います。

 

WEBアプリケーション

 

私たちが普段利用している、WEBサービスとは一体どんなものなのか、ということを学習しました。

 

それらは『WEBアプリケーション』と呼ばれ、見た目に出てくる部分(クライアント側)と見えないところで情報を処理している部分(サーバー側)があって成り立っているのです。

 

一方、企業のHPなどはそういったモノとは違い、見た目を表示するもののみで出来ています。

 

10秒で登録完了!TECH::CAMPオンライン説明会

 

まとめ

 

今日は「【テックキャンプ エンジニア転職】体験談 (1週目)」について記事を書いてきました。

 

まだまだ始まったばかりですが、これから自分の人生がどうなっていくのか楽しみが膨れ上がるばかりです。

 

これからは義務教育でプログラミングを学んでいく時代です。

いつから始めるにしても遅いということは決してなく、今から始めたら良いだけのことなのです。

 

私のように作りたいサービスがあったり、今やっている仕事や給料に不満があったりする人は是非プログラミング学習をお勧めします。

一緒に勉強しましょう↑↑

 

 

人生を変える1ヶ月【TECH::CAMP(エンジニアスクール)】

 

 

是非オススメです!

 

というわけで、今回の記事は以上です。

 

ぜひ、また見に来てください♪

 

 

それでは今日はこの辺で^^

 

【読書要約】「はじめの一歩を踏み出そうー成功する人たちの起業術」(マイケル・E・ガーバー)起業熱からすべてが始まる

どうもこんにちは。

 

建築系投資家のチカトサ(@5atochika)です。

 

 

今日は「読書要約」をしていきます。

 

米国・成長企業500社のCEOがNo.1に選んだはじめの一歩を踏み出そうー成功する人たちの起業術という本をご存知ですか?

 

 

「起業の神様」ともよばれているマイケル・E・ガーバー(Michael E Gerber)さんが書かれた本です。

 

マイケル・E・ガーバーさんは25,000社以上のコンサルティング経験があり、長年のノウハウを初公開した本書は、全米でベストセラーとなっています。

 

アメリカの起業家たちに最も影響を与え続けているバイブル的な一冊です。

 

 

起業に興味がある人ならばまず読んでおくと良い著書でしょう。

 

ということで、今日はその内容を共有するために、

 

はじめの一歩を踏み出そうー成功する人たちの起業術

 

を紹介します。

 

 

 

 

 

 

「はじめの一歩を踏み出そうー成功する人たちの起業術」ってどんな本?【概要】

 

 

はじめの一歩を踏み出そうー成功する人たちの起業術」は、2003年05月01日に発売された書籍です。

 

全271ページなので、集中して読めば【約6時間】ほどで読み終えることができます。

 

超ザックリと内容を紹介すると、ただの自己啓発本ではなく完全なノウハウ本です。

 

「はじめの一歩を踏み出そうー成功する人たちの起業術」(マイケル・E・ガーバー)の目次は?

 

はじめの一歩を踏み出そうー成功する人たちの起業術」の目次は以下の通りです。

 

謝辞

まえがき

はじめに どうして多くの人が企業に失敗するのだろうか?

 

PART Ⅰ 失敗の原因を知る

 1 起業の神話

 2 「起業家」「マネージャー」「職人」ー3つの人格

 3 幼年期ー職人の時代

 4 青年期ー人手が足りない!

 5 誰もが経験する成長の壁

 6 成熟期ー商品よりも重要な起業家の視点

 

PART Ⅱ 成功へのカギ

 7 フランチャイズに学ぶ「事業のパッケージ化」という考え方

 8 「事業」の試作モデルをつくる

 9 自分がいなくても

 

PART Ⅲ 成功するための7つのステップ

 10 事業発展プログラムとは何か?

 11 事業発展プログラムの7つのステップ

 12 ステップ① 事業の究極の目標 あなたが望む人生目標とは?

 13 ステップ② 戦略的目標 人生設計の一部として事業を考える

 14 ステップ③ 組織戦略 仕事の役割分担を明確にする

 15 ステップ④ マネジメント戦略 システムが顧客を満足させる

 16 ステップ⑤ 人材戦略 事業とはゲームである

 17 ステップ⑥ マーケティング戦略 顧客の言葉を学ぶ

 18 ステップ⑦ システム戦略 モノ、行動、アイデア、情報を統合する

 19 サラへの手紙

 

エピローグ 実践しない限り、何も理解できない

あとがき

訳者あとがき

 

 

「専門能力」だけでなく、「経営能力」も必要

 

高い専門能力を持つ人にとって、「独立」は目標であり、人生における一つの選択肢でもあります。

 

登場人物のサラは、パイづくりの達人になり、パイの専門店「オール。アバウト・パイ」をオープンします。

 

しかし、毎日の掃除や家賃の資金繰りなどに悪戦苦闘し、大好きで始めた仕事がとても嫌になってしまいました。

 

調和のとれない3つの人格

 

スモールビジネスの経営者の内側には3つの人格の争いが起きています。

 

  1. 「起業家」
  2. 「マネージャー」
  3. 「職人」

 スモールビジネスを理解するためにもこの3つの人格を理解していきましょう。

 

起業家

変化を好む理想主義者。周囲の人たちを巻き込みながら、変化を引き起こそうとする人物。革新者であり、偉大な戦略家である。代表的な例として、IBMのトム・ワトソン、マクドナルドのレイ・クロックが挙げられる。

 

マネージャー

管理が得意な現実主義者。起業家が未来に住む人であれば、マネージャーは過去に住む人。目の前の出来事に対して、起業家がチャンスを探そうとするのに対して、マネージャーは問題点を探そうとする。

 

職人

手に職を持った個人主義者。起業家が未来に生き、マネージャーが過去に生きるとしたら、職人は現在を生きる人。決められた手順に従って仕事をしているときに、幸せを感じる。スモールビジネスの経営者の中に最も多いのは職人タイプ。

 

私たちの誰もがこの3つの人格を合わせ持っており、そして3つのバランスが取れたときに驚くような能力を発揮するのです。

 

しかし実態は、典型的なスモールビジネスの経営者は10%が起業家タイプで、20%がマネージャータイプで、70%が職人タイプ なのです。

 

 ではどうしていったら良いのでしょうか。

 

 

事業が成長する三段階

 

人が成長するように、事業も成長をしていきます。

その三段階を幼年期、青年期、成熟期とここでは呼びます。

 

幼年期

幼年期の見分け方としては、オーナー=事業ということです。オーナーがいなくなれば何も残らず、事業そのものが消滅してしまう状態です。

全ての仕事をこなす職人的経営者として、毎日10時間以上も仕事をしますが、やがて仕事量に限界がきます。

 

青年期

初めての従業員を雇い、職人からマネージャーへと立場を変えます。人がどんどん増え、生活が楽になっていきます。事業が拡大していき「手ごろなサイズ」を超え、コントロールを失います。社内で混乱が生じ、3つの選択に迫られます。

  1. 事業を縮小して幼年期に戻る
  2. 倒産へ向かう
  3. 青年期での生き残り競争

 

成熟期

このレベルにある会社の例としては、マクドナルド、ウォルト・ディズニーなどの優良企業があげられます。これらは歴史ある会社だから成熟企業なのではなく、スモールビジネスの頃から成熟期の企業のような方法で経営されてきたのです。これらの創業者は他とは異なる視点を持っていました。

 

いくつか例を紹介します。

  • 起業家は「事業が成功するにはどうするべきか?」を考え、職人は「何の仕事をするべきか?」を考える。
  • 起業家にとって会社とは、「価値を提供する場所である。その結果、利益がもたらされる。」職人にとって会社とは、「自己満足のためにす好きな仕事をする場所である。その結果、収入がもたらされる。」
  • 起業家は自分の描く将来像から逆算して現在の自分の姿を決めるが、職人は現在の自分を基準に将来の自分を決めてしまう。

職人としての足かせを外すためには、私たちの中にある起業家の人格に刺激を与えなくてはいけません。

 

 

事業のパッケージ化

 

この「事業のパッケージ化」の考え方は米国のスモールビジネスに大きな影響を与えました。

これは、収益を生み出す事業を定型化してパッケージにする、ということです。「フランチャイズ」と聞けばピンとくるでしょうか。

 

またこの「事業のパッケージ化」は会社の規模に関係なく威力を発揮するという性質を持っています。

これから始めようとしている事業が、フランチャイズ展開できるのか?という視点で事業の試作モデルを考えます。

 

事業の試作モデルに必要な6つのルール

 

  1. 顧客、従業員、取引先、金融機関に対して、いつも期待以上の価値を提供する。
  2. 必要最低限の能力でもうまく経営できる。
  3. 秩序立てて組織が運営される。
  4. 従業員の仕事内容はすべてマニュアルに記載されている。
  5. 顧客に対して安定した商品・サービスが提供される。
  6. 建物や設備、制服についてのルールが定められている。

事業とは、多くの部品から構成されたシステムであり、ライバルとは明確に差別化されたものであり、顧客の問題を解決するものなのです。

 

 

事業発展プログラム

 

事業の試作モデルを 完成させるための考え方をまとめたもので、7つのステップから構成されています。

 

ステップ① 事業の究極の目標

 

事業の目標とは、私たちが何に価値を置き、どんな人生を望んでいるのか?に対する答えです。

事業の目標を考える上で、一番大切なことは私たちの人生の目標なのです。

 

ステップ② 戦略的目標

 

戦略的目標は、通常の事業計画とは異なり、人生設計という視点が含まれています。

人生や事業における基準を集めたものであり、ゴールまでの達成度を図るための基準にもなります。

 

ステップ③ 組織戦略

 

個人に依存した組織には限界があります。

スモールビジネスにとって、組織図を作ることが非常に有益であると著者は述べています。

 

組織図を完成させたら、従業員に仕事を任せられる仕組みをつくります。

営業マニュアルを完成させ、在庫確認などのルールも決めます。

 

ステップ④ マネジメント戦略

 

マネジメントと言っても、部下を育てるノウハウを持った有能なマネージャーが必要なのではない。必要なのは、管理システムなのだと著者は述べています。

 

管理システムとは、マーケティングの効果を高めるために、事業の試作モデルに組み込まれたシステムのことです。

言うなれば業務マニュアルです。このシステムが顧客を満足させます。

 

ステップ⑤ 人材戦略

 

事業とはゲームのようなものです。

従業員は毎日の仕事の中で自分を高め、経営者はゲームのルールを作ります。

 

業績の良い企業は、このゲームのルールづくりに成功していると言うことができます。

適切なルールをつくることで、従業員を動機づけ、思い通りに働いてもらうことができるのです。

 

ステップ⑥ マーケティング戦略

 

マーケティングは、顧客に始まり顧客に終わる。

そして大抵の場合、「顧客が望むもの」についての想像は外れてしまいます。

 

マーケティングを言い換えれば、「顧客が、他の店ではなく自分の店を選ぶために、自分の事業はどうあるべきか?」だと言えます。

 

ステップ⑦ システム戦略

 

システムとは、相互に作用するモノ行動イデア情報の集合体です。

そして相互作用を繰り返す中で、他のシステムへの働きかけも行います。

 

ここでの具体例をあげると、

販売システム:顧客とのやりとりをマニュアル化しまとめたもの

情報システム:顧客リスト、売り上げ表、アンケート結果、、

これらのデータによって、プロセス単位での検証を行うことが可能にるのです。

 

以上これまでに紹介した7つのステップ、

  1. 事業の究極の目標
  2. 戦略的目標
  3. 組織的目標
  4. マネジメント
  5. 人材戦略
  6. マーケティング戦略
  7. システム戦略

すべてはお互いに独立したものではなく、むしろ相互依存の関係にあると著者は述べています。

 

事業を成功させるためには、すべての要素をスムーズに統合しなければならないのです。

事業の試作モデルとは、構成要素が効果的に統合されたものなのです。

 

 

 

まとめ:とにかく行動を!

 

ということで、

今日は、「【読書要約】「はじめの一歩を踏み出そうー成功する人たちの起業術」(マイケル・E・ガーバー)起業熱からすべてが始まる」について記事を書いてきました。

 

事業形成のためのテクニックをひたすら吸収していても、私たちの将来は1mmも変わりません。

まずは職人タイプの経営者からでも良いので、始めてみましょう。

 

少なくともこの本はノウハウコレクターのための本ではありません。

持たざるものは、行動あるのみです。

 

はじめの一歩を踏み出そうー成功する人たちの起業術」みなさんも是非、読んでみてください!

 

というわけで、今回の記事は以上です。

 

ぜひ、また見に来てください♪

 

 

それでは今日はこの辺で^^